【2023-524 広島在来清茶 LOT NO.200】*写真の日付とロット番号は変更します。
2023年の5月24日に摘採して25日に製茶しました。
茶葉の数量は200袋限定のみとなっております。
2023年のお茶は面白い仕上がりになりました。
製茶コンセプトは「日本茶であって日本茶でない」
日本茶にはなく、烏龍茶や紅茶作りでとても重要な工程である「萎凋」という工程を経て、日本茶で一番重要な要素である「蒸し」をした後、製造工程上、必ず必要とされる粗揉機、精揉機を使用することなく製茶しました。そのため、蒸して作ってはいますが煎茶とは名乗らず、「清らかなお茶」の意味で「清茶」と命名させていただいております。
ここで炒ってお茶を作ってしまうと烏龍茶に近いものになってしまいます。烏龍茶は台湾でも作れるのでやはり日本人であるということを意識して炒りませんでした。ただ日本茶の製造工程をほぼほぼ省いているので形的には烏龍茶寄りの仕上がりになっています。
従来の煎茶製法を採用していない理由としては萎凋工程ですでに茶葉内の水分が30パーセント以上減っており、揉めば揉むほど折角の花の香りが飛んでしまうと仮定したからです。見た目こそかなり大柄で評価のしようがありませんが、お湯を注いだときのなんとも言えない複雑な花の香りは異次元です。
在来は萎凋させないととんでもなく土臭いのですが、萎凋させるとガラッと印象を変えてくれるので、毎年ドキドキ、ワクワク製茶しております。
通常の高級茶は旨味重視ですが、私たちは香り重視の栽培方法と製茶方法をとっており、どちらが正しいとかではなく、純粋にお茶は面白いものだと感じさせてくれたロットです。お茶の世界もある程度の自由と多様性が認めらることを願っています。
※淹れ方
3gにつき100mlの熱湯をティーポットに入れて1分30秒お待ち下さい。
二煎目は熱湯に入れて1分30秒お待ち下さい。三煎目は熱湯で5分以上置いてから抽出して下さい。冷めてからの方がより強い花の香りを味わえます、少し温度が下がってからも飲んでみて下さい。
「水出しは5gにつき500mlの水に入れて一晩冷蔵庫の中で抽出して下さい。
水出し後のお茶に熱湯を注ぐともう一度飲めます。」
※通常の日本茶(煎茶)との違い
・強く揉んでなく茶葉の細胞が壊れていないため、熱湯をつけっぱなしでも極端に苦く なったりしない。
・熱湯で淹れられるのでいれやすい。
・熟成ができ、長期で保管している間にどんどん味と香りが変わり面白い。
※ロット番号と茶摘み時期の表記について
同じお茶でも摘んだ場所、摘んだ日、天候、摘み方、製茶の仕方で味が違います。
そのため、それぞれのお茶の味を楽しんでいただきたいため、ブレンドすることなく、製造毎に全ての作ったお茶にロット番号をつけております。
数が少ないロットもございます。
ご了承下さい。
名称 緑茶
原材料 茶
原料原産地名 国産(広島県)
内容量 20g
賞味期限 (開封前)
2025.10
保存方法 日光及び、高温
多湿を避けて下さい。
製造者
ALL ABOUT TEA株式会社
広島県尾道市土堂1-14-10
TEL 0848-88-9188