SETOUCHI CRAFT TEAができるまでvol.3「日本薄荷×瀬戸内煎茶」

ここでは新しいSETOUCHI CRAFT TEAができるまでの知られざる秘話を語っていきます。2023.8月から毎月頑張って一回、瀬戸内の産物と瀬戸内茶のブレンドティーをクラウドファンディングをして頂いた方への返礼品として作っています。通常販売できる商品になるまでは遠い道のりだと思いますが、読み物としてもどうぞお楽しみに。

SETOUCHI CRAFT TEAとは

瀬戸内の新たなる魅力の発見をお茶を通して表現していくシリーズです。まだ知られざる瀬戸内の産物をお楽しみ頂け、日本茶との融合でお茶の知られざる価値にも気づいていただきたいと思います。

10月のSETOUCHI CRAFT TEA
日本薄荷と瀬戸内煎茶のブレンド

茶畑の畝のようになった中尾さんのハーブ畑。無農薬のハーブ園です。

 

今回お送りする日本薄荷は実は前回お伝えしたいちじくよりも隠れに隠れた広島の名産だったようです。

日本薄荷の歴史は長く、1200年ごろお茶の種を中国から日本に持ち帰った岡山県出身の栄西が同じ時期に薄荷も中国から持ち帰ったようです。
栄西といえばお茶業界ではレジェンド中のレジェンドであるお坊さんです。和薄荷は全くのノーマークでしたのでお茶と同時期に日本に入ってきたことが正直びっくり致しました。お茶と同じほど、薄荷は価値あるものだったのでしょう。そのため岡山をはじめとした中国地方で生産が盛んになりましたが、今の生産現場は北海道が主となりました。
その後江戸期に世羅・尾道の隣街の駅家という地域で佐藤玄三郎という方が蒸留法を独自にあみだし、製造方法を他の人にも伝えた為このあたり一帯で薄荷を育て、蒸留を始めたようです。その歴史を、世羅で無農薬ハーブをメインに育てているハレの高原中尾さんに伺いました。

「薄荷の品種も色々とありまして、今回は「あかまる」という大正時代に品種改良された種類を植えて自分で苗を作って株を増やしました。」とのことです。

中尾さんには普段お茶時期に収穫を手伝ってもらったり、草刈りを一緒にしてもらったりととても良いパートナーです。
彼はかつて広島県で栽培されていた日本薄荷を世羅で復活させようとしています。世羅は冷涼な気候のため虫などに影響されにくい土地であり無農薬栽培が向いた土地です。北海道のような冷涼な場所でもできるとのことですので、世羅も向いていると思います。
「あかまる品種」とても強烈なスカッとする香りがあたり一面広がります。
日本薄荷の収穫はお茶の小型機械を使用して収穫しており、日本薄荷とお茶の親和性には色々と本当に驚いています。お茶のように蒸して揉んで乾燥したらどのようになるのだろうと密かに企んでおります。


中尾さんは日本薄荷以外にもホーリーバジルなどのハーブを沢山植えています。ハーブの良いとこはカフェインがなく、とてもスッキリするところです。
それに加えて色々な香りが気分で楽しめます。
まだまだ知らないことが沢山あるのでハーブのこともさらに勉強しようと思っています。